kusazukikaasan’s blog

植物、育児、食べ物、暮らし

野草とハーブのお勉強。 草好き母さんのゆるハーブろぐ 〜ミント〜

こんにちは。
草好き母さんです。
野草とハーブを好きになって、ゆくゆくはハーブの資格を取りたいなーなどとと考えながら、野草を摘んで調べてみたり、ハーブの勉強をしてみたり、ぼちぼちゆるゆると草ライフを楽しんでおります。

さて、今日ご紹介したいのは、ミント

大体みんな知ってるミント。
お菓子の彩にはもってこいのミント。
だけど時々「これ食べれるの?いらなーい」なんて言われながら結局残されているミント。
こんな感じで、世間様の扱いはまあ、パセリとどっこいどっこいでしょうね。
どっちも、最後に食べようものなら口の中に残っている美味しい料理の味を一瞬で消してしまえるくらいクセが強い。
ちなみに私は食べます。ただし、食中に。
皿に盛られたものは、ミントだろうがパセリだろうがエビの尻尾だろうが、食べられるものは全部食べる!が信条なもんで。
ごっつあんです。

さて、ミントに話を戻しましょう。
私の中のミントは、とにかく逞ましいイメージのハーブです。
なにしろ、その生命力と繁殖力は化け物並みで、花壇に無雑作に放置しようものなら元からあった植物を根絶やしにする勢いで生い茂るその駆逐力から『ミント爆弾』なんて必殺技みたいな現象名まであるんですから。
土手などをよーく探してみると、自生していることもしばしば。
我が家のミントも、2年ほど前に川岸でブチっとちぎり取ってきたものを挿し木で増やして今日に至ります。
この災害みたいな酷暑の中、朝の水やりだけでどんどん成長していますよ。
もしかすると多肉植物より栽培が楽かも、なんて思っています。

ミントのプロフィールは以下に。今回はペパーミントです。

 

                                               PEPPERMINT

名前 peppermint ペパーミント

学名 Mentha piperita メンタ ピペリタ

和名 セイヨウハッカ

科名 シソ科

使用部位 葉っぱ

成分
精油(ℓ-メントール、メントン、メントフラン)
以下の効能は殆どがメントールです。
中枢神経を刺激して脳の働きを活性化し、集中力を高めます。
抗炎症作用、抗アレルギー作用。
皮膚のTRP-M8というレセプターを介して脳に刺激が伝わることで、冷たく感じる(冷感刺激)。それが充血の除去に役立ち、鬱血を緩和する。
フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン
アピゲニンは鎮静や鎮痙の作用を持つ。
ルテオリンはフラボノイド系ポリフェノールの一種。これにヒドロキシ基が一つ増えるとケルセチンとなる。
ルテオリンはHNF4α活性を抑制することで、血中のコレステロールを低下させる。これが動脈硬化の予防に役立つ。また、抗酸化作用、抗ガン作用なども持つと報告されている。更に、肝臓の解毒作用を促進することでアレルギー症状を抑えることができる。
タンニン(ロスマリン酸またはロズマリン酸)
過剰になっている免疫反応を正常に戻す。
カフェ酸
酵素抑制物質であり、これにより鎮痛および抗炎症作用か期待できる。また、腸の運動性を高めることができる。
クロロゲン酸
コーヒーに多く含まれており、コーヒーの褐色や苦味の元がこれである。ポリフェノールの一種
糖質の吸収を緩やかにする。脂肪の溜め込みを防ぐと同時に脂肪燃焼を促進する作用がある
。また、血糖値の上昇を抑える働きもあるので糖尿病の予防にも一役かっている。
クロロゲン酸の抗酸化作用によって老化防止も期待できる。
胃の働きを活性化させる(なので、胃潰瘍や胃酸過多の人には注意が必要)

主な作用
・賦活のち鎮静
・鎮痙
・消化器の機能調整

適応
・集中力の低下
・食欲不振、消化不良、吐き気
・過敏性大腸症候群


安全性 CLASS 1(適切な使用において安全に摂取できる)


ミントの注意点
・先に書いたように、ミントは物凄い繁殖力を持っていますから、うっかり地植えしてしまうと、お庭がミントだらけになってしまうかもしれません。お気をつけください。だから我が家は鉢植えです。

・種類の違うミントを一緒に植えてしまうと交配して香りの劣ったものができてしまう恐れがある。

· 肥料の与えすぎも香りを劣らせてしまう。

・葉っぱ全体にサビのような点が出る『サビ病』という病気が出たら感染した株を抜き取って処分する、もしくはわらで覆って火をつけて感染した株を焼却し土も殺菌する必要がある。

 

増やし方と栽培に適した場所
日当たりが良く、水はけのよい土が好ましい。
鉢の植え替えは秋が好ましい。
根挿しなら春か秋。
花のついていない若い芽ならば晩春に切って挿し木にするとよい。

ミントの収穫
花が咲く前の葉。初霜までに摘み取るのが良し。


レシピ
悪阻中の方にオススメの飲み物です。
スッキリしたミントの香りと整腸作用が、悪阻のムカムカを少し和らげてくれるかも。
といっても、水も受け付けない状態の方もいらっしゃいますし、私もこれを欲するようになったのは悪阻も終わる頃。それまでは牛乳をちまちま舐める程度で何とか水分補給をしていました。
だから、いくらオススメでもお口に合わない場合は、どうか無理なさらぬよう。

材料
ペパーミントの葉(フレッシュなもの)・・・1から3枚
ポッカレモンもしくはレモンの輪切り・・・輪切りなら1枚。ポッカレモンならお好みで
炭酸水もしくはミネラルウオーター・・・グラス一杯

 

炭酸水もしくはミネラルウオーターに、お好みの量のポッカレモンもしくはレモンの輪切りを入れる。そこに、よく洗ったミントの葉を入れて、さっとかき混ぜる。
氷を入れてもよい。
出来上がり!

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簡単ですよ。
ミントは一回か二回、本当にさっとかき混ぜるだけで水に香りが移るので、もしかしたら臭いつわり中の方は、あまり混ぜすぎないほうがいいかもしれません。

 


1ページ絵本

ある暑い夏の日、野草狩りをしていたオーバさん。
ふと、草むらからスーッとした香りが漂ってきました。
その香りににつられて草むらに分け入って行くと、そこにはなんとも丈夫そうな、青々としたミントの株がありました。
お茶にしても良さそうだし、濃く煮出して害虫よけに家の前にまくのもよさそう。
でも今日は・・・
数枚、ミントの葉を刈り取って家に持ち帰ったオーバさん。
オーバさんはそれを、お茶にもせず、虫除けの薬にも使わず、少し千切ってお風呂に浮かべました。
ああ涼しい・・・・汗がすーっと引いていく。
ミントの精油成分で、暑い夏も乗り切れそうです。

  

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