耐荷重
尻は痛くなかったが・・・
息子のため息 心にグサリ ひるさがり。(字余り)
ストライダーという子供用自転車をご存知だろうか。
幼児期から乗れる、ペダルの無い自転車のようなものだ。
これに幼い頃から乗っていると、自転車のゴマ外しが非常にスムーズにできるという・・・否、ゴマすら要らないという、優れ物だ。
ちなみに娘はこのストライダーのお陰で自転車のゴマは必要なかった。
そして、ある日の昼下がり。私は娘と息子を花見に連れだした。ストレイダーとキックボードを持って。
スーパーで購入した助六寿司とみたらし団子を腹に収めると、娘と息子はさっそくめいめい遊びだした。
娘はキックボードですいすいと花道を進み、息子はよちよちと久しぶりのストレイダーで娘を追いかける。
息子が随分ストライダーに慣れてきた頃、私は「そろそろ坂道で乗ってみたら?」と息子を誘った。
坂道と言っても、緩い土手道だ。
転んだところでフカフカの草と土がクッションになってくれるから、さほど痛くない。
不安げな息子に、
「じゃあ、まずはお母さんがやってみるから」
と、私はストライダーにまたがった。
数年前、購入したての頃は、私が乗ってもびくともしなかったから安心しきっていた。
しかし今回は、ストライダーに乗った途端、私は後ろにベシャッと尻もちをついた。
座面が折れた。
見事に折れた。
息子はショックで固まっていた。
座面のプラスチック部分が摩耗していたんだ!というのは言い訳になるだろうか?
経年劣化だ経年劣化。
必死の自己弁護はさて置き、壊した事には変わりない。
夫に、
「ごめん、乗って壊した」
とラインで写真付きで謝罪した。
「ウケる」
と一言返って来た。
これで次は壊れないよネ!↓