ハッカ油で蜂はどこまで撃退できるのか?実験録
こんにちは。草好き母さんです。
夏真っ盛りですね。
トンボや蝶、そして、蜂が元気に飛び回っていますね。
我が家はススメバチよりアシナガバチが圧倒的に多いです。縁の下や土間には、作りかけで捨てられた巣があちらこちらに。
そして毎年、どこからともなく土間に入り込んで住み着いてしまう。
我が家では土間に洗濯物を干します。そして、母屋と私たちが寝起きする離れを繋ぐ通路でもあります。
なので毎日、気が気じゃありません。常に蜂の羽音に注意しながら作業しています。
そんな私に母が言いました。
「何もせんかったら、むやみに襲ってこやんから。怖がらんで大丈夫」
そう。母は私のように蜂に怯えません。勿論、刺されもしません。
こんな調子でアシナガバチどころか、スズメバチでさえ受け入れてしまう母。
ナウシカか。
確かに、夏の蜂はうっかり刺激しない限り襲ってくることは少ないです。
作りかけの巣を守っているのに気付かず、巣を落としそうになった時でさえ、まずは威嚇から始めて様子を見るという礼儀正しさも持っています。
でも秋はねぇ。奴ら短気になるし、特にスズメバチはダメでしょう。
例外的にヒメスズメバチはアシナガバチより気が優しいらしいですが、やっぱりハチはハチやし。
一言で済ませてしまえば、
怖い。
できれば同じ屋根の下で暮らしたくはない。
視界に入って欲しくない。
羽音も聞きたくない。
『虫に怯えぬ暮らしを約束しよう』なんて言われようものなら、もみ手でついて行っちゃうかもしれない。
そうです。私は所詮、腐海の森と虫たちに怯えて暮らす国民Aなのです。蒼き衣をまといて金色の野に降り立てそうにはありません。
とはいえ、やたらめったらジェット噴射で殺すほどの非情さもありません。安全に共存できるのならそれに越したことはない。
そんな訳で、1つ実験を試みることにしました。
蜂はハッカ油の香りを嫌うとの情報を得た私。
これの原液を使って、どの程度蜂を遠ざけられるか調べることにしました。
被験者
毎日のように土間の植木鉢に水を飲みにくる一匹の蜂。
(この酷暑に少々気の毒だけど、ここは心を鬼にして挑みます。蜂にはいい迷惑ですね。)
方法
蜂が活動しない夜のうちに、植木鉢の縁にこれでもかというほどハッカ油を垂らす。
(垂らした途端、土間中にハッカ油の香りが立ちこめました。
蜂が私が何をやっているのか知ったら、問答無用で襲って来そうです。)
翌朝から、植木鉢に蜂が来ているか否かを観察。
結果
朝、いきなり蜂に遭遇。
鉢から2メートルほど離れているシンクの棚あたりにいました。
なんでこんなとこに!?こっちくんなぎゃー!
私をしこたまビビらせただけで、植木鉢には止まらずその辺を飛び回っていました。
これはノーカウントとしました。
朝、2回目
いません。
あたりにはまだハッカ油のスッキリした香りが残っています。
朝、3回目。
いません。
ハッカ油の匂いもあり。
ここで、少し趣向を変えてみました。
じゃじゃーん。氷。
氷をいくつか、鉢の中に置いてみました。
ほ〜ら、氷だよ〜。冷たいよ〜。美味しいよ〜。急がないと溶けちゃうぞ〜。
そして午後
1回目
いません。
氷はもう殆どありません。
2回目
いました!カウント1
氷はなくなっていました。
すみません。写真、間に合いませんでした。
3回目
またいました。
カウント2
すみません。また写真、間に合いませんでした。
そこから頻繁に、植木鉢で蜂を目撃するようになりました。
写真を撮れたのは、もう日が傾いた夕刻です。
あれ、そういえば匂いが・・・。
いつの間にか、ハッカ油の香りがなくなっていました。
ああそうか。ハッカ油の効き目が切れたのか。と、気付いたのがこの時。
大変申し訳ないのですが、いつ頃から香りが無くなったのか、定かではありません。
午前中の最期のチェックまでは、臭っていた記憶があるのですが。
結構大事なところで失敗をしてしまった感じです。私のバカ野郎・・・。
結論
結論から申しますと、ハッカ油で蜂は撃退できません。
それは、ハッカ油の臭っていた午前中のはじめに近くを飛び回っていたことから判断できると思います。
ただ、やはり匂いは嫌なようです。
臭いがはっきり感じられる午前中は、蜂は水を飲みに来ていませんでした。反対に、臭いが切れていたであろう午後からは頻繁に水を飲みに来ていた事から推測できます。
なので、ハッカ油を蜂対策に利用するならば、短時間の効果を狙って使用することをお勧めいたします。
例えば洗濯物を干している間、自分に蜂がたからないよう、薄めたものを自分にスプレーする、とか。
取り込む直前に洗濯物にスプレーする、とか。
オラオラ的に歩きながらスプレーしても、蜂は嫌がって逃げていく事が期待できます。
おわりに
如何でしたでしょうか。
なんか、微妙な実験報告になってしまいましたね・・・。
これで虫と丁度良い距離感で共存できる!と断言できないのが辛いところですが、どなたかのお役に立てば嬉しいです。
次に実験報告をする際は、もう少ししっかりしたものをお届けできるといいな、と思います。
今回ご紹介したのは脚長蜂です。
スズメバチはもう、業者に頼みましょう!