kusazukikaasan’s blog

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子供と料理の簡単レシピ 『3びきのくま』のスープ2種とお粥(ボリッジ)

こんにちは。草好き母さんです。
先日、また子供と料理しました。テーマは『3びきのくまのご飯』

ちなみに、『3びきのくま』の絵本について書いた記事はこれです↓
kusazukikaasan.hatenadiary.com


『3びきのくま』は元がイギリス民話です。だから、多くの作家が絵本にしています。そして、作家によって細部が微妙に異なるのがまた面白い。
女の子が次々に味見する熊たちのご飯も、スープだったりお粥だったりします。
今回はせっかくなので、スープもお粥も両方作ってみることにしました。
スープは今回も『絵本からうかれたおいしいレシピ』の力を借りて一品。そして私の「スープといえばポタージュであろう」というこだわりで、もう一品。次に、お粥バージョンの絵本もある事から、イギリスの伝統的な粥であるボリッジで一品。計3品となりました。

というわけで、以下にレシピと感想を書かせていただきますのでお付き合いいただけたら嬉しいです。

『絵本からうまれたおいしいレシピ』を参考に。キャベツのスープ。(我が家用に実際のレシピを少し変えてあります。御了承下さい)

材料2~3人分

ベーコン:市販の薄いベーコンを一パック
キャベツ:1/4
じゃがいも:小を1
にんにく:ニンニクチューブで五ミリほど
サラダ油
塩コショウ:少々
水:3カップ
コンソメキューブ:2

手順

  1. キャベツは千切りにする。ベーコンを細切りにする。
  2. サラダ油をフライパンに熱し、ニンニクを入れ香りが出てきたらベーコンをさっと炒める。続いてキャベツを投入する。
  3. キャベツがしんなりしたら水を入れ、コンソメキューブを投入。ひと煮立ちしたら塩コショウで味を調える。
  4. 最後にジャガイモをすりおろして加え、もうひと煮立ちさせたら出来上がり。

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カボチャのポタージュ

コーンでもジャガイモでもなく、何故カボチャのポタージュなのか。
それは我が家の冷蔵庫に消費ギリギリのカボチャがあったからだ。

私のレシピなのでアバウトです。

材料

カボチャ:1/4
玉ねぎ:小~中半分
コンソメキューブ:1~2
塩コショウ:お好みで
きび砂糖もしくは蜂蜜:お好みで
牛乳:味を見ながら好きなだけ
水:カボチャと玉葱がかぶる程度
バターもしくはサラダ油:玉ねぎを炒める用

手順

  1. カボチャはワタと種を取り、適当な大きさに切ってレンジで柔らかくなるまでチン
  2. 玉ねぎはみじん切りにしてバターをひいたフライパンで炒める
  3. 玉ねぎがしんなりしたらそこにカボチャを投入し、さっと混ぜ合わせる
  4. そこに水を、具がかぶるくらい入れる
  5. カボチャを潰しながら煮る
  6. ある程度潰れたらコンソメキューブを投入して煮る
  7. もうこれ以上潰せないと思ったら、ミキサーにかけてどろどろにする
  8. どろどろになったものを鍋に戻し、牛乳を好きなだけ投入。弱火にかけながらよく混ぜる。
  9. 塩コショウ、砂糖または蜂蜜で好みの味に整える。もし必要ならここに更にコンソメを投入してもよい

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スープ2種類できあがり(右:かぼちゃのポタージュ 左:キャベツスープ)

ボリッジ

『3びきのくま』はイギリスの物語。だからきっと、お粥も日本風ではなくイギリス独特のものがあるはずと踏んで探してみたら、やっぱりありました。ビーンゴ―!
名を「ボリッジ」。米ではなくオートミールを使うようです。
イギリスといえば「食事が不味い」で有名。しかし、本当にそうなのでしょうか。イギリスが舞台である名作『ハリーポッター』に出てくる食事はどれも美味しそうだし、フィッシュアンドチップスもシェパーズパイも絶品です。お菓子も美味しそうなものがいっぱい。だからきっと、ボリッジも美味しいに違いない。そういえばハリーポッターにもボリッジが出てきた気がします。
期待が高まります。

材料

オートミール:100g
牛乳:275ml
塩:一つまみ
メープルシロップ、ブラウンシュガー、ゴールデンシロップ、ジャムなど:お好みで

手順

  1. 鍋にオートミールを入れ、そこに牛乳を加える
  2. 焦げないようゆっくりと煮る
  3. 膨らんできたら塩を加え火を弱め5~7分ほど煮る

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  1. 鍋を下げて1分放置
  2. 好みでシロップやジャムを加える

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用意したのは蜂蜜、きび砂糖、イチゴジャム

感想

キャベツのスープ

流石プロのレシピを参考にしただけあって美味しかったです。
息子はご飯にかけてやるとガツガツ食べていました。
ベーコンをウインナーに変えてみたり、ニンジンや玉ねぎを加えたりしても美味しいと思います。

カボチャのポタージュ

牛乳の一部を生クリームにするともっとクリーミーで美味しかったかもしれません。私は皮ごと煮込んでミルミキサーにかけましたが、舌触りや見た目が気になる方は皮を削いで煮込むと良いと思います。
作った翌日のに温めなおした方が、より舌触り歯触りがポタージュらしく滑らかでした。

ボリッジ

オートミールは普段から口にしてはいたのですが、リゾットやケーキに入れるくらいでそれだけ、というのは殆ど初めてでした。
何となく、粘り気が出るのだろうなと思っていましたが、予想以上に水分を吸うわ団子になりかけるわで、7分も火にかけている事はできませんでした。

冷まして食べると麦の甘味と一つまみ入れたほのかな塩味。
不味くはない・・・でも特別美味しくもない。
きび砂糖は、最後に少し甘味が強く感じるようになった程度。
期待した蜂蜜は・・・あれ、蜂蜜ってこんな味だっけ?もっと美味しくなかったっけ?といった感じ。
イチゴジャムは、ジャムの存在で肝心の麦の味がどっかにいってしまう。

ううむ・・・ボリッジとはなかなか難しい食べ物だ。

唸っていたら、娘が「甘くておいしいよ」とぱくぱく食べていましたが、咀嚼の度にジャリジャリと音が聞こえてくる。

娘よ、それはもう殆ど砂糖食ってるだけでは?

「虫歯になりそうやな・・・ちょっと失礼」

一口貰うと、吐くほど甘い物体でした。

やがて、娘が「もうおなかいっぱい」とスプーンを置きました。
器の中身は半分も減っていない。
砂糖でじゃりじゃりのオートミール・・・
これ、私が処理すんの?明らかに糖分の取り過ぎになる。体が凄くむくみそうで、そのまま食す気にはなれません。

とりあえず後で牛乳足してチンし直してみるか。と、ひとまず横にどけました。

正直、塩一つまみ入れただけの奴が一番口に合ったかもしれない。
砂糖も蜂蜜もジャムも、何というか、味が強いのに浅い。

これは・・・何が一番合うんだろう?オートミールそのものは優しい甘味で悪くは無い。多分問題は、これに合わせる調味料だ。

ここで閃きました。

きなこ。

きな粉餅風にしてみたら、いけるんじゃなかろうか。

試してみると、砂糖よりも蜂蜜よりもジャムよりも美味しく食べれました。

きな粉で落ち着くなんて、やっぱり私、日本人だわ。
そして、器が空になった頃には無性にしょっぱい煎餅が食べたくなったボリッジ初体験でした。

ちなみに息子はべちゃっとした見た目が嫌だったようで、一口も食べませんでした。

まとめ

如何でしたでしょうか。
ボリッジはインターネットで検索すると、「美味しくない」と感じている方が多いようでした。
子供の頃から食べ慣れるとまた感想も違うと思いますが、確かに日本人の舌には馴染みにくいかもしれないと感じました。材料がシンプルなので、不味くはないんですけどね。

娘は、ボリッジを作る時に「簡単すぎて●●(息子の名前)一人でも作れそうやね」と言っていました。
流石にそれは無理。

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