kusazukikaasan’s blog

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羊水検査の体験談

はじめに

こんにちは。草好き母さんと申します。
突然ですが先日、羊水検査を受けてきました。
で、羊水検査を受けようかどうか迷っておられる方、また、検査を受ける予定だけれど一体どんな感じ?と不安な方の参考になればと思って、私の体験を書かせていただだこうかなと思い、キーボードをたたいております。
病院によって異なる事もあるかと思いますが、お役に立てれば幸いです。

 

羊水検査で何が分かるか

まず、羊水検査でわかる事。
これは羊水検査を考えておられる方ならもう調査済みかな、とも思うのですが、一応書いておきますね。
羊水検査では、赤ちゃんの染色体異常神経管の形成について調べる事ができます。
染色体というと、学校でXとかYとか、染色体の数(23組41本)とかを学びましたよね。それらの異常の有無を調べてくれるわけです。
あとは、神経系の発達。脊髄とか脳の形成ですね。
でもまあ、そういった小難しいことは研究者やらお医者さんに任せておきましょう。私たちが知りたいのは、異常があったら具体的にどんな病気を発症するの?というところ。

染色体異常では、
ダウン症
ターナー症候群
クラインフェルト症候群
流産や胎内死亡の原因となる異常の有無
家系内の遺伝子疾患
などが分かります。

神経系の発達では
二分脊椎
無能症
などが分かります。

こんな感じで疾患の有無を調べる事ができます。
残念ながら自閉症発達障害の有無までは分かりません。将来的に分かるようになったらいいなと思います。

あとは、性別も分かります。画像診断ではなく染色体から判別するので、100%確定です。

 

検査の流れ

さて、検査の流れです。ここは、病院によって多少の違いはあるでしょう。
私のお世話になっている病院では、こんな感じでした↓

当日、深夜0時を過ぎたら絶飲食。水一滴飲まないで、とのご指導を頂きました。
病院の診察が始まるくらいに受付。
血圧、採血、心電図、と3つの検査を行い、お腹の張り止めの点滴が始まります。この点滴は翌日までずっと続きます。
その後、助産師さんから色々問診を受け、羊水検査に呼ばれるまで部屋で待機。
昼過ぎに検査に呼ばれました。
検査の申し込みをして皆さん心配なのはまず、検査がどの程度痛いのかどうか、ですよね。
私も結構不安でしたし、覚悟して受けました。
で、受けてみた結果、私の感覚で申し訳ないのですが、献血より痛くないわ、という感想です。
まず、注射器ですが、どんな検査器具を持ってくるんだろうと思っていたら、採血用より少し大きい普通の注射器。
え、これでいいの?と拍子抜けしました。
消毒はかなり念入りでした。理由は後述いたします。
で、いつもの超音波で赤ちゃんの位置を確認しつつ、先生が「じゃあ、いくよー」。
ぷす。軽い痛み。
で、またお腹の中の方でぷす。といった軽い圧迫感を伴った痛み。
私は刺される時より用水を抜いている時の、恥骨の違和感の方が不快でした。
「はい、抜きます。おしまい」
抜く時はさっと。痛みなし。
一言で言うと、あっけなかったです。
こんなので一晩も入院して様子見る必要ありますんですか?と聞きたくなるほどでした。
でも、それに関しては先生からちゃんと納得のいく説明がありまして・・・。
それは、羊水検査が原因となって起こる流産のリスクの事。これも、お母さんには不安要素ですね。
検査が原因と思われる流産の確率は1/300と低いものの、やはり外部から針を刺すと言う行為は感染を起こす危険がある。皮膚や検査者の殺菌は消毒を念入りに行う事で防げるが、脂肪組織など体内にも細菌が存在している事があり、それが中に入ってしまうのは防ぎようがない。そして感染を起こし、流産となるのだ、とのことでした。
だから、この病院では検査後は入院をして抗生物質の点滴をし、胎児の様子をしっかりとチェックするのだ、と。
てっきり針を子宮に刺すショックかなんかで流産に至るのだろうと思っていたので、母体の細菌が原因になると知ってかなり驚きでした。
しかも、脂肪組織とは・・・。太っている私はそれだけ我が子にリスクを強いているんだなと思うと申し訳なかったですね。ごめんしてや、おデブなお母さんで・・・。
後日改めて調べてみましたが、ネットでは流産の原因として針を刺すことによる子宮の収縮も原因にあると書いてありました。あとは、やはり感染でした。
ちなみに、羊水はアメリカの検査機関に渡るそうですよ。日本には検査できるところはないってことかな?それも驚きでした。

検査が終わると、飲食OK。
何もしなくても運ばれてくる食事に手厚い看護。しかも寝放題。
もう、天国でございました。
私は上の子が1人いるもので、こんなにゆっくりできたのは何年ぶりかしら、と幸せを噛み締めながらゴロゴロしてました。
強いて言うなら、張り止めの点滴薬の副作用がしんどかったですかね。寝ていても脈拍が90以上をキープしている状態で、手はガタガタ震えるし、体がカーっと暑くなるので。とにかくしんどい。
本を持って行きましたが何もする気になれず、ずっと横になって休んでいました。
あと、抗生物質で舌がボロボロ。胃はムカムカ。せっかく戻りかけていた味覚も悪くなって、退院してからは数日ゲロゲロしていました。まあ、仕方ないですよね、これくらいは。

入浴については、当日は禁止。シャワーなら翌日から2日間OK。その次の日からは浴槽に浸かってOKとのご指示でした。それから、検査後1週間はなるべく無理せず安静にしているようにとのこと。抗生物質と流産どめのおくすりを渡されました。
他の方の体験談と比べると随分慎重だなぁと思いましたが、確かに、検査後の1週間ほどは、お腹も結構張りやすかったですね。安静を心掛けて正解でした。

 

最後に

以上が、私の羊水検査の体験談です。
検査費用は決して安いものではありませんし、リスクも伴いますが、私個人の感想としては、受けてよかったなと思いました。検査結果はまた別の話としておいておいて。
何にしても、このブログがどなたかのお役にたてば幸いです。
お母さん達が少しでも楽に妊娠生活を送れる事を祈っております。

 

1ページ絵本

小人魔女のオーバさん、時々ふと考えます。

 

わたし、どうやって生まれたのかしら??

分裂したのかしら???

まさかそんなはずはない。

 

実は、どんぐりの木から生まれ落ちたオーバさん。

本当に、木の実のように、ポトリと落ちてきたのです。

 

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